タクシーで5人乗りは可能?料金や注意点を徹底解説

あなたは「タクシーで5人一緒に乗りたいけど、普通のタクシーじゃ無理だよね?」と思ったことはありませんか?結論、タクシーで5人乗りは可能です。この記事を読むことでタクシーの5人乗りの方法、料金、予約の仕方がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.タクシーで5人乗りの基本知識

1.タクシーで5人乗りの基本知識

普通タクシーの乗車定員は4人まで

一般的なセダンタイプのタクシーは、運転手を含めて5人乗りの車両となっています。

つまり、乗客として乗車できるのは最大4人までです。

これは道路運送車両法によって定められた乗車定員であり、安全上の理由から厳格に守られています。

セダンタイプのタクシーでは、後部座席に3人、助手席に1人が基本的な乗車パターンとなります。

ただし、助手席への乗車については、タクシー会社によって方針が異なる場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

5人乗りが必要な場面とニーズ

タクシーで5人乗りが必要になる場面は日常生活の中で数多く存在します。

家族旅行や友人同士のお出かけでは、全員が一緒に移動したいというニーズが高まります。

空港への送迎時には、大きな荷物を持った5人家族が一台のタクシーで移動したいケースも多いでしょう。

ビジネスシーンでは、会議や接待での移動において、参加者全員が同じタクシーで移動することで、移動中にも打ち合わせを続けることができます。

結婚式や葬儀などの冠婚葬祭では、親族が一緒に移動する必要があり、5人乗りのニーズが特に高くなります。

子どもを含めた乗車人数の数え方

タクシーでは、子どもを含めた乗車人数に特別な計算方法があります。

12歳未満の子ども3人は大人2人分として計算されます。

具体的な計算式は「大人の人数+子どもの人数×2/3=4人以下(小数点以下切り上げ)」となります。

例えば、大人2人と子ども3人の場合、2+3×2/3=4人となり、通常のタクシーに乗車可能です。

一方、大人3人と子ども2人の場合は、3+2×2/3=4.33人となり、切り上げて5人扱いとなるため、通常のタクシーでは乗車できません

2.5人乗りを実現するタクシーの種類

2.5人乗りを実現するタクシーの種類

ワゴンタクシー(ミニバン)の特徴

5人以上の乗車を可能にするのがワゴンタクシー(ミニバンタクシー)です。

トヨタ・アルファードやエスクァイアなどの車両が使用され、最大6人まで乗車可能となっています。

車内は3列シートになっており、通常のセダンタクシーと比較して格段に広いスペースが確保されています。

大きな荷物も積載可能で、スーツケース4個程度なら問題なく収納できます。

料金は通常のタクシーと同じメーター制で利用でき、車種指定料として1,800円~3,000円程度の追加料金がかかります。

ジャンボタクシーの乗車定員

さらに大人数での移動にはジャンボタクシーが最適です。

ハイエースなどの大型車両を使用し、最大9人まで乗車可能となっています。

アルファードタイプでは5人乗り、ハイエースタイプでは最大9人乗りと、車種によって定員が異なります。

ジャンボタクシーは通常のメーター制ではなく、時間制や距離制の料金体系を採用していることが多いです。

大人数になるほど一人当たりの料金負担が軽減されるため、経済的なメリットも大きくなります。

車種別の定員数と荷物容量

タクシーの車種別定員数と荷物容量を整理すると以下のようになります。

セダンタイプ:乗車定員4人、ゴルフバッグ4つまたはスーツケースMサイズ2つまで

ワゴンタクシー(アルファード等):乗車定員6人、定員フル乗車時はスーツケース2個程度

ジャンボタクシー(ハイエース等):乗車定員9人、大容量の荷物スペース確保

定員いっぱいで乗車する場合、荷物の積載量は制限されるため、4名でスーツケース4個程度を目安に考えるとよいでしょう。

事前にタクシー会社に荷物の量を伝えて、適切な車種を選択することが重要です。

3.タクシー5人乗りの予約方法と料金

3.タクシー5人乗りの予約方法と料金

ワゴンタクシーの予約方法

ワゾンタクシーの予約方法は主に3つあります。

電話予約では、タクシー会社に直接連絡して車種や乗車人数を伝えて予約します。

タクシーアプリを使用する場合、GOアプリの「GO PREMIUM」サービスやS.RIDEなどで大型車両を指定できます。

WEB予約では、各タクシー会社の公式サイトから24時間予約を受け付けています。

予約時には、乗車人数、荷物の量、乗車場所、目的地、希望時間を明確に伝えることが重要です。

原則として利用の1ヶ月前~48時間前までの予約が推奨されており、直前の予約は断られる可能性があります。

料金システム(メーター制・時間制・定額制)

タクシー5人乗りの料金システムは利用形態によって異なります。

メーター制:通常のタクシー料金+車種指定料(1,800円~3,000円)

時間制:2時間13,000円~、半日・1日単位での貸切料金

定額制:空港送迎などで事前に決められた固定料金

ワゴンタクシーでも基本的には通常のタクシーと同じメーター料金が適用されるため、2台のセダンタクシーに分かれるより経済的になることが多いです。

GOアプリの「GO PREMIUM」では、運賃の0~30%のプレミアムチャージが需給バランスに応じて加算されます。

車種指定料金と追加費用

ワゴンタクシーを利用する際の追加費用を詳しく説明します。

車種指定料:アルファード・エスクァイア指定で1,800円、ハイエース等で3,000円

迎車料金:通常のタクシーと同様に発生

高速道路料金:実費負担

駐車料金:実費負担

GOアプリの大型ワゴンサービスでは、大型ワゴンチャージが別途発生し、GO Pay決済のみの対応となります。

予約キャンセルの場合、3日前で50%、2日前で75%、前日・当日で100%のキャンセル料が発生することが一般的です。

複数台タクシーとの料金比較

5人でタクシーを利用する場合の料金比較を行ってみましょう。

セダンタクシー2台の場合:基本料金×2台+迎車料金×2台

ワゴンタクシー1台の場合:基本料金+車種指定料+迎車料金

例えば、3km程度の移動で比較すると、セダン2台では約2,400円(1,200円×2台)、ワゴン1台では約3,000円(1,200円+1,800円)となります。

距離が長くなるほどワゴンタクシーの方が経済的になり、10km以上の移動では明らかにワゴンタクシーの方がお得になります。

また、グループ全員が一緒に移動できる利便性を考慮すると、ワゴンタクシーの価値は料金以上と言えるでしょう。

4.5人乗りタクシー利用時の注意点

4.5人乗りタクシー利用時の注意点

予約時に確認すべきポイント

ワゴンタクシーを予約する際は、以下のポイントを必ず確認しましょう。

車種の確認:アルファード、エスクァイア、ハイエースなど具体的な車種を指定

定員数の確認:5人乗り、6人乗り、9人乗りなど正確な定員数

荷物容量の確認:スーツケースの個数や大型荷物の積載可否

料金体系の確認:メーター制、時間制、定額制のどれが適用されるか

支払い方法の確認:現金、クレジットカード、アプリ決済の対応状況

予約状況によっては車両の手配ができない場合があるため、複数のタクシー会社に問い合わせすることをおすすめします。

荷物の制限と積載の注意事項

ワゴンタクシーでも荷物の積載には制限があります。

引越し等の荷物運搬は原則として禁止されており、旅客専用となっています。

定員フル乗車の場合、スーツケース2個程度が限界となることが多いです。

4名乗車でスーツケース4個程度が現実的な目安となります。

大型荷物や長物を持参する場合は、事前にタクシー会社に詳細を伝えて積載可否を確認することが重要です。

ゴルフバッグなどのスポーツ用品についても、事前の確認が必要です。

キャンセル料金とキャンセルポリシー

ワゴンタクシーのキャンセル料金は通常のタクシーより厳格です。

一般的なキャンセル料金

  • 3日前:50%
  • 2日前:75%
  • 前日・当日:100%

無線配車の場合、到着時間から5分までは無料待機ですが、5分経過後はメーターが作動します。

予約配車の場合は、予約時間にメーターが作動するため、遅刻すると追加料金が発生します。

天候不良や交通渋滞による遅延も考慮して、余裕を持った時間設定をすることが大切です。

GOアプリなどタクシーアプリでの対応

主要なタクシーアプリでの5人乗り対応状況を確認しておきましょう。

GOアプリ:「GO PREMIUM」で最大6人乗りのアルファード指定可能、大阪市内では「大型ワゴン」サービス開始

S.RIDEアプリ:サブスクプランで最大6人乗り車両の手配が可能

通常の配車では乗車人数の指定ができないため、大人数での利用時は事前にタクシー会社に電話相談が推奨されています。

アプリでの支払いはGO Payやクレジットカード決済が主流で、車内決済ができない場合もあります。

複数台の同時配車も可能ですが、到着時間にばらつきが生じる可能性があることを理解しておきましょう。

まとめ

この記事を読んでわかったポイントをまとめます。

• 普通のセダンタクシーは最大4人まで、5人乗りにはワゴンタクシーが必要
• ワゴンタクシーは最大6人、ジャンボタクシーは最大9人まで乗車可能
• 子どもは3人で大人2人分として計算される特別ルールがある
• 料金は通常のタクシー料金+車種指定料(1,800円~3,000円)が基本
• 予約は電話、アプリ、WEBで可能だが1ヶ月前~48時間前の予約が推奨
• 荷物の積載量は定員数によって制限される
• キャンセル料は3日前から発生し、当日は100%請求される
• GOアプリやS.RIDEアプリでも大型車両の指定サービスが利用可能
• 長距離移動ほどワゴンタクシー1台の方が経済的になる
• 事前の車種・定員・荷物容量の確認が利用成功の鍵

タクシーでの5人乗りは決して不可能ではありません。適切な車種選択と事前予約により、快適で経済的な移動が実現できます。家族旅行や友人同士のお出かけなど、大人数での移動が必要な際は、ぜひワゴンタクシーやジャンボタクシーを活用してください。

関連サイト
国土交通省 – タクシー事業について
一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会

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