プリウス何人乗り?全グレード・全世代の乗車定員を徹底比較【2025年最新】
あなたは「プリウスって何人乗れるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論、プリウスは基本的に5人乗りですが、シリーズによって乗車人数が異なります。
この記事を読むことで、現行プリウスから歴代モデル、プリウスα、プリウスPHVまで、全シリーズの乗車定員がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.プリウス何人乗りの基本情報
現行プリウス(5代目・60系)の乗車定員
2023年1月に発売された現行プリウス(5代目・60系)は、全グレード5人乗りとなっています。
G、Z、Uの全グレードで乗車定員は統一されており、駆動方式がFF(前輪駆動)でもE-Four(電気式4輪駆動方式)でも変わりません。
シートレイアウトは前席2名、後席3名の2列シート構成で、一般的な乗用車と同じ設定です。
プリウスPHEV(プラグインハイブリッド)モデルも同様に5人乗りとなっています。
プリウスシリーズ別の乗車人数一覧
プリウスファミリーには複数のシリーズが存在し、それぞれ乗車人数が異なります。
現行モデルでは、標準プリウスが5人乗り、プリウスPHEVが5人乗りとなっています。
販売終了モデルでは、プリウスα(アルファ)に5人乗りと7人乗りの設定がありました。
また、初期のプリウスPHVには4人乗りモデルも存在していました。
プリウス乗車定員の法的な考え方
プリウスの乗車定員は道路運送車両法に基づいて設定されています。
大人の乗車人数は12歳以上を基準とし、5人乗りの場合は大人5名まで乗車可能です。
子供の乗車人数は12歳未満が対象で、「(乗車定員-大人の数)×1.5」で計算できます。
ただし、チャイルドシートの設置やシートベルトの本数により、実際の乗車可能人数は制限される場合があります。
2.プリウス歴代モデル別乗車人数
初代プリウス(1997年〜2003年)の乗車定員
初代プリウス(10系)は5人乗りセダンタイプとして登場しました。
世界初の量産ハイブリッドカーとして話題になった初代プリウスは、コンパクトな5ナンバーサイズに収まる設計でした。
セミノッチバック4ドアセダンのボディスタイルを採用し、前席2名・後席3名の一般的なセダンレイアウトを採用していました。
当時としては先進的なハイブリッドシステムを搭載しながらも、乗車定員は従来の乗用車と変わらない5人乗りを実現していました。
2代目プリウス(2003年〜2009年)の乗車定員
2代目プリウス(20系)も5人乗りを継続しましたが、ボディスタイルが大きく変更されました。
初代のセダンタイプから5ドアハッチバックへと変更され、「トライアングルシルエット」と呼ばれる特徴的なデザインを採用しました。
ボディサイズが拡大されたことで室内空間が広くなり、特に後席の居住性が向上しました。
新しいハイブリッドシステム「THSⅡ」の採用により燃費性能も大幅に向上し、5人が快適に乗車できる環境が整いました。
3代目プリウス(2009年〜2015年)の乗車定員
3代目プリウス(30系)は5人乗りを維持しつつ、さらなる室内空間の拡大を実現しました。
ボディサイズがひとまわり大型化され、特に室内長と室内高が拡大されたことで乗員の快適性が向上しました。
エンジンも1.5Lから1.8Lへと排気量がアップし、5人乗車時でも余裕のある走行性能を確保しました。
「トライアングルシルエット」はより洗練されたデザインに進化し、空力性能と居住性の両立を高いレベルで実現しました。
4代目プリウス(2015年〜2023年)の乗車定員
4代目プリウス(50系)も5人乗りを継続し、これまでで最も完成度の高いモデルとなりました。
TNGAプラットフォームの採用により低重心化が図られ、走行安定性と乗り心地が大幅に向上しました。
E-Four(電気式4輪駆動方式)が初めて設定され、雪道などでの走行安定性も向上しました。
歴代プリウスの中で最も燃費性能が高く、5人乗車でも優れた環境性能を発揮するモデルでした。
3.プリウスαの乗車人数と特徴
プリウスα 5人乗りタイプの特徴
プリウスα(アルファ)の5人乗りタイプは2列シート仕様で、ゆったりとした室内空間が特徴でした。
標準プリウスよりもホイールベースが80mm延長され、特に後席の足元空間が大幅に拡大されていました。
ラゲージスペースは535Lの大容量を確保し、さらに後席を倒すことで1,070Lまで拡大可能でした。
乗車定員は5名ですが、室内の広さは標準プリウスを大きく上回り、長距離移動でも快適に過ごせる設計でした。
プリウスα 7人乗りタイプの特徴
プリウスα 7人乗りタイプは3列シート仕様で、ミニバン並みの乗車定員を実現していました。
2列目シートは独立した2座で、1列目よりも乗り心地が良いと評価されるほど快適な設計でした。
3列目使用時のラゲージスペースは505Lで、3列目を収納すればフラットで段差のない荷室が確保できました。
家族が多い世帯やレジャー用途において、プリウスの環境性能と多人数乗車を両立できる唯一のモデルでした。
プリウスα 3列目シートの実用性
プリウスα 7人乗りの3列目シートは、子供向けの設計となっていました。
大人が座ると膝元のスペースが狭く、長時間の乗車には不向きでしたが、小学生程度の子供であれば問題なく利用できました。
シート自体が薄く設計されているため、収納時には床下に完全に格納でき、段差のないフラットな荷室を作ることができました。
3列目は緊急時や短距離移動での補助席として考えるのが適切で、常用するには2列目までがおすすめでした。
4.プリウスPHVの乗車人数変遷
プリウスPHV 4人乗り時代(2017年〜2019年)
2017年2月に発売された2代目プリウスPHVは、当初4人乗りとして設定されていました。
後席中央にセンターアームレストが配置され、2名掛けの独立シートを採用していました。
4人乗りとした理由は、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載するため、パッケージング上の制約があったためです。
プリウスのプレミアムモデルとして、後席のパーソナルスペースを重視したレイアウトを採用していました。
プリウスPHV 5人乗り化の背景と変更点
2019年5月の一部改良で、プリウスPHVは4人乗りから5人乗りに変更されました。
変更の背景は、ユーザーから「5人乗りが欲しい」という強い要望が多数寄せられたためです。
後席中央のセンターアームレストを撤去し、一般的な3人掛けベンチシートに変更されました。
バッテリーパッケージの改良により、5人乗りでも十分なEV走行距離を確保することが可能になりました。
現行プリウスPHEVの乗車定員
2023年に登場した新型プリウスPHEVは、最初から5人乗りとして設定されています。
最新のプラグインハイブリッドシステムにより、5人乗りでも優れた環境性能を実現しています。
システム最高出力は223馬力を発揮し、5人乗車時でも十分すぎるパワーを確保しています。
HEVモデルと同じボディデザインを採用しつつ、専用装備により差別化が図られています。
まとめ
プリウス何人乗りについて、以下のポイントが明らかになりました:
• 現行プリウス(5代目)は全グレード5人乗り
• 歴代プリウスは全て5人乗りで統一されている
• プリウスαには5人乗りと7人乗りの設定があった(販売終了)
• 初期のプリウスPHVは4人乗りだったが、現在は5人乗りに統一
• プリウスPHEVも5人乗りで設定されている
• 法的な乗車人数は大人(12歳以上)を基準として計算される
• 子供(12歳未満)の場合は1.5倍計算で乗車可能人数が増える
• 実用的な快適乗車人数は後席3名より2名の方が推奨される
プリウスは環境性能だけでなく、家族での利用にも十分配慮された設計となっています。あなたの用途に最適なプリウスを見つけて、快適なカーライフをお楽しみください。