指定席券売機はどこにある?駅構内での設置場所と利用方法を完全解説
あなたは「指定席券売機がどこにあるか分からない」「みどりの窓口が混雑しているから指定席券売機を使いたい」と思ったことはありませんか?結論、指定席券売機は駅構内のみどりの窓口付近やきっぷうりば周辺に設置されています。この記事を読むことで指定席券売機の設置場所や利用方法、各JR会社の違いがわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.指定席券売機がどこにあるか基本情報

指定席券売機の設置場所(駅構内のどこに設置されているか)
指定席券売機は、駅構内の改札外エリアに設置されています。
最も一般的な設置場所は、みどりの窓口の中や隣接するきっぷうりば付近です。
紫色の筐体が目印となっており、通常の券売機よりも大きく、タッチパネル式の画面が特徴的です。
主要駅では複数台設置されていることが多く、利用者の多い時間帯でも比較的待ち時間を短縮できます。
設置場所の詳細は以下の通りです:
- みどりの窓口内または隣接エリア
- 改札口近くのきっぷうりば
- 駅コンコースの分かりやすい場所
- 新幹線改札口付近(新幹線停車駅の場合)
注意点として、改札内や乗換改札口に設置されている指定席券売機では、新規発券ができない場合があります。
必ず改札外の指定席券売機を利用することが重要です。
指定席券売機とみどりの窓口の違いと探し方
指定席券売機とみどりの窓口には、それぞれ異なる特徴があります。
指定席券売機の特徴:
- 24時間利用可能(駅の営業時間内)
- 待ち時間が短い
- 基本的な券売機能に特化
- 複雑な割引適用は制限あり
みどりの窓口の特徴:
- 駅係員による対面サービス
- 複雑な経路や割引対応可能
- 営業時間に制限あり
- 混雑時は待ち時間が長い
指定席券売機を効率的に探すコツは、まず駅構内の案内表示を確認することです。
「指定席券売機」「みどりの窓口」の表示に従って移動すれば、迷うことなく到着できます。
大型駅では、複数の設置場所があることが多いため、最も空いている場所を選んで利用することをおすすめします。
各JR会社の指定席券売機の呼び方の違い
JR各社では、指定席券売機の名称が異なります。
JR東日本:「指定席券売機」「話せる指定席券売機」
JR東海:「指定席券売機」「サポートつき指定席券売機」
JR西日本:「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」
JR九州:「指定席券売機」「ど〜ぞ」
JR北海道:「指定席券売機」「話せる券売機」
これらの名称の違いは、各社の独自サービスや機能の違いを反映しています。
「話せる」や「サポートつき」が付く機種は、オペレーターとの通話機能を備えており、操作に不安がある場合や複雑な手続きが必要な場合に便利です。
旅行先で他のJR会社の駅を利用する際は、この名称の違いを理解しておくと、スムーズに目的の券売機を見つけられます。
指定席券売機の営業時間・稼働時間の基本ルール
指定席券売機の稼働時間は、概ね5:30〜23:00の間が一般的ですが、駅によって異なります。
えきねっとなどのインターネット予約の受取時間は、5:00〜23:30と制限されています。
早朝や深夜の利用を計画している場合は、事前に各駅の稼働時間を確認することが重要です。
特に始発列車を利用する場合は注意が必要で、指定席券売機の稼働開始時刻が始発列車の発車時刻より遅い場合があります。
稼働時間の確認方法:
- JR各社の公式サイトで駅別検索
- 駅の案内表示での確認
- 駅係員への問い合わせ
24時間営業の駅でも、指定席券売機は深夜帯に停止することがあります。
このため、深夜・早朝の利用計画を立てる際は、必ず事前確認を行ってください。
2.JR会社別の指定席券売機設置駅と特徴

JR東日本の指定席券売機設置駅とサービス内容
JR東日本では、約1,280台の指定席券売機が主要駅に設置されています。
東京駅、新宿駅、大宮駅などの大型駅では、複数台が設置されており、利用者の多い時間帯でも比較的スムーズに利用できます。
JR東日本の指定席券売機で利用できるサービス:
- 新幹線・特急列車の指定席券購入
- えきねっと予約の受取
- 乗車券の購入
- 定期券の購入・更新
- 一部おトクなきっぷの購入
- きっぷの変更・払戻(条件あり)
特に便利なのが「乗換案内から購入」機能で、スマートフォンの乗換案内のように出発駅・到着駅・利用日時を入力するだけで、最適な経路ときっぷを提案してくれます。
話せる指定席券売機も各駅に設置されており、操作に不安がある場合や複雑な手続きが必要な場合にオペレーターのサポートを受けられます。
JR東日本エリアでは、Suica定期券の購入も可能で、日常利用からお出かけまで幅広いニーズに対応しています。
JR東海の指定席券売機設置駅と利用上の注意点
JR東海の指定席券売機は、改札外に設置されているもののみ発券可能という重要な制限があります。
乗換改札口に設置されている指定席券売機では、新規発券ができないため注意が必要です。
JR東海エリアの主要設置駅:
- 東京駅
- 品川駅
- 新横浜駅
- 名古屋駅
- 京都駅
- 新大阪駅
JR東海の指定席券売機では、2014年10月からシートマップ選択機能が追加され、以前の「窓側・通路側」選択から、より詳細な座席指定が可能になりました。
サポートつき指定席券売機では、オペレーターとの通話機能を利用できるため、操作に不安がある場合や複雑な予約変更が必要な場合に便利です。
EX予約やえきねっとで予約したきっぷの受取も可能ですが、一部制限があるため、事前に受取可能なきっぷの種類を確認することをおすすめします。
稼働時間は駅によって異なりますが、主要駅では早朝から深夜まで利用可能です。
JR西日本の「みどりの券売機」設置駅と機能
JR西日本では、指定席券売機を「みどりの券売機」と呼んでいます。
さらに高機能な「みどりの券売機プラス」も設置されており、オペレーターとの通話機能を備えています。
みどりの券売機の主な機能:
- 指定席・自由席券の購入
- e5489予約の受取
- おトクなきっぷの購入
- 乗車券の購入
- きっぷの変更・払戻
みどりの券売機プラスの追加機能:
- オペレーターとの通話サポート
- 複雑な割引適用の相談
- 証明書確認が必要な手続き
JR西日本エリアでは、ICOCA定期券の購入や更新も可能で、関西圏の通勤・通学に便利です。
オペレーターの対応時間は8:00〜20:00となっており、この時間外は通常の券売機機能のみ利用可能です。
設置駅は大阪駅、京都駅、神戸駅などの主要駅をはじめ、北陸新幹線の停車駅にも設置されています。
JR九州・JR北海道の指定席券売機設置状況
JR九州の指定席券売機は、博多駅、小倉駅、熊本駅などの主要駅に設置されています。
JR九州では、オペレーターサポート機能付きの券売機を「ど〜ぞ」という愛称で呼んでいます。
JR九州の指定席券売機の特徴:
- JR九州インターネット列車予約の受取
- 2枚きっぷなどのおトクなきっぷ購入
- EXサービス予約の受取
- クレジットカード決済対応
- 領収書発行機能
JR北海道では、「話せる券売機」としてオペレーターサポート機能を提供しています。
札幌駅、新千歳空港駅、函館駅などの主要駅に設置されており、観光客にも使いやすい設計となっています。
JR北海道の指定席券売機の特徴:
- Kitaca定期券の購入・更新
- 特急定期券「かよエール+」対応
- 障がい者割引等の複雑な手続き対応
- 乗車日の1ヶ月前10時から指定席券発売
両社とも、みどりの窓口が混雑する時間帯の代替手段として積極的に活用されており、待ち時間の短縮に貢献しています。
3.指定席券売機の利用方法と機能

指定席券売機でできること・できないこと
指定席券売機は多機能ですが、利用できる機能には制限があります。
指定席券売機でできること:
- 新幹線・特急列車の指定席券購入
- 自由席特急券の購入
- 乗車券の購入
- 定期券の購入・更新
- インターネット予約の受取
- 一部おトクなきっぷの購入
- きっぷの変更(条件あり)
- きっぷの払戻(条件あり)
- 領収書の発行
- クレジットカード決済
指定席券売機でできないこと:
- 学割・障がい者割引等の証明書が必要な割引適用
- 複雑な乗継経路の一括購入
- 手書きで発券されたきっぷの変更・払戻
- 団体きっぷの購入
- 一部の特殊なおトクなきっぷ
- 運休・事故等による無手数料払戻(一部除く)
特に注意が必要なのは、証明書確認が必要な割引適用です。
学生証や障がい者手帳の提示が必要な場合は、「話せる指定席券売機」を利用するか、みどりの窓口での手続きが必要になります。
指定席券売機の基本的な操作方法
指定席券売機の操作は、音声案内と画面表示に従って進めれば、初心者でも簡単に利用できます。
基本的な操作手順:
-
券売機に近づく
画面にメニューボタンが表示されます -
きっぷの種類を選択
「指定席」「自由席」「定期券」等から選択 -
列車の種類を選択
「新幹線」「特急列車」等から選択 -
乗車駅・降車駅を選択
画面上の駅名ボタンをタッチ -
日付・時刻・人数を指定
利用日時と乗車人数を入力 -
列車・座席を選択
希望の列車と座席を選択 -
申込内容を確認
表示された内容を確認し「確認」ボタンを押す -
支払い方法を選択
現金またはクレジットカードで支払い -
きっぷの受取
発券されたきっぷを受け取る
操作中に困った場合は、「係員呼出」ボタンを押すことで、駅係員やオペレーターのサポートを受けられます。
タッチパネルの操作に慣れていない方でも、画面の指示に従って順番に進めれば問題ありません。
えきねっとなどインターネット予約の受取方法
インターネット予約したきっぷの受取は、指定席券売機の便利な機能の一つです。
えきねっと予約の受取手順:
-
券売機の「予約の受取」ボタンを押す
-
「えきねっと予約の受取」を選択
-
受取方法を選択
- クレジットカード
- 受取コード(QRコード)
- JR認証番号+JR引取番号
-
必要情報を入力
選択した方法に応じて情報を入力 -
きっぷの受取
発券されたきっぷを受け取る
受取可能時間は5:00〜23:30となっており、各駅の指定席券売機稼働時間内での利用が必要です。
注意点として、東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線・西九州新幹線を含む予約は、受取用QRコードが発行されないため、必ずクレジットカードが必要です。
EX予約やスマートEXで予約したきっぷも、同様の手順で受取可能ですが、受取可能な駅に制限があります。
「話せる指定席券売機」などサポート機能の使い方
「話せる指定席券売機」は、通常の指定席券売機にオペレーターサポート機能を追加したものです。
サポート機能が便利な場面:
- 初めて指定席券売機を使う場合
- 複雑な乗継経路の相談
- 割引証明書の確認が必要な場合
- 操作方法がわからない場合
- きっぷの変更・払戻手続き
オペレーター呼出手順:
-
「オペレーター呼出」ボタンを押す
-
マイクとカメラの使用許可
操作確認のため許可が必要 -
オペレーターとの通話開始
音声とカメラを通じて案内を受ける -
画面操作のサポート
オペレーターの指示に従って操作 -
手続き完了
通常の券売機と同様にきっぷを受取
オペレーターの対応時間は8:00〜20:00(一部駅では異なる場合があります)となっており、この時間外は通常の券売機機能のみ利用可能です。
遠隔でも割引証明書の確認が可能なため、学生証や障がい者手帳を提示しての割引適用も可能です。
4.指定席券売機を効率的に見つける方法

駅構内での指定席券売機の見つけ方のコツ
大型駅で指定席券売機を効率的に見つけるには、いくつかのコツがあります。
最も確実な方法は、駅構内の案内表示を活用することです。
主要な案内表示には必ず「指定席券売機」「みどりの窓口」の表示があるため、これらの表示に従って移動すれば迷うことはありません。
効率的な探し方のコツ:
-
改札外エリアを重点的に探す
改札内では新規発券ができない場合が多い -
みどりの窓口周辺を確認
指定席券売機は必ずみどりの窓口の近くに設置されている -
紫色の筐体を目印にする
JR各社共通で紫色の筐体を使用 -
複数設置場所を把握する
大型駅では複数箇所に設置されている -
混雑状況を確認してから移動
空いている設置場所を選ぶ
特に新幹線を利用する場合は、新幹線改札口付近にも指定席券売機が設置されていることが多いため、こちらを優先的に確認することをおすすめします。
駅係員に場所を尋ねることも有効な方法の一つです。
事前に調べる指定席券売機設置駅検索サイト
事前に指定席券売機の設置駅を調べる方法がいくつかあります。
JR東日本エリア:
JR東日本の公式サイトで駅検索機能を利用できます。
JR各社共通検索サイト:
「JR乗り放題」の設置駅マップサービスでは、全国のJR駅の指定席券売機設置状況を地図で確認できます。
各社の公式サイト検索機能:
- JR東日本:駅検索ページ
- JR東海:駅の営業時間案内
- JR西日本:きっぷ受取駅一覧
- JR九州:駅設備案内
- JR北海道:駅の設備案内
検索で確認できる情報:
- 指定席券売機の設置有無
- 設置台数
- 稼働時間
- 特別な機能(話せる機能等)
- みどりの窓口の併設状況
旅行前の事前確認により、現地での時間ロスを防げます。
特に初めて利用する駅や、早朝・深夜の利用を計画している場合は、必ず事前確認を行うことをおすすめします。
早朝・深夜の指定席券売機稼働状況の確認方法
早朝・深夜の指定席券売機利用には、事前の稼働状況確認が不可欠です。
一般的な稼働時間パターン:
- 概ね5:30〜23:00(駅により異なる)
- えきねっと受取:5:00〜23:30
- 始発列車に合わせた稼働開始
- 最終列車に合わせた稼働終了
稼働状況の確認方法:
-
各JR会社の公式サイト
駅別の詳細な稼働時間を確認 -
駅の電話問い合わせ
不明な場合は直接駅に確認 -
現地の案内表示
券売機周辺の表示で確認 -
駅係員への確認
複雑な場合は係員に相談
特に注意が必要なケース:
- 始発列車より指定席券売機の稼働開始が遅い場合
- 深夜帯の最終列車後の稼働停止
- 年末年始やメンテナンス時の稼働停止
早朝出発の場合は、前日までにきっぷを購入しておくことが安全です。
また、えきねっとなどのインターネット予約を活用し、受取可能時間内に余裕を持って手続きを行うことをおすすめします。
指定席券売機が見つからない場合の代替手段
指定席券売機が見つからない場合や故障している場合の代替手段を知っておくことは重要です。
代替手段の優先順位:
-
みどりの窓口
最も確実な方法で、複雑な手続きも可能 -
話せる指定席券売機
オペレーターサポートで同等のサービス -
他の設置場所の指定席券売機
同じ駅内の別の場所を探す -
近隣駅の指定席券売機
設置駅まで移動して利用 -
インターネット予約
えきねっとやEX予約を活用
特に有効な代替手段:
-
駅係員に相談
最適な解決方法を提案してもらえる -
旅行会社の窓口
駅構内や近隣の旅行会社で購入 -
スマートフォンアプリ
各社の公式アプリで予約・購入
緊急時の対応方法:
- 自由席券の購入で応急対応
- 車内での座席変更
- 次の停車駅での手続き
事前の準備として、複数の代替手段を把握しておくことで、トラブル時も冷静に対応できます。
特に重要な移動の場合は、時間に余裕を持って駅に到着し、複数の手段を検討することをおすすめします。
まとめ
指定席券売機の設置場所と利用方法について、重要なポイントをまとめます:
- 指定席券売機は駅構内の改札外エリア、みどりの窓口周辺に設置されている
- 紫色の筐体が目印で、JR各社で名称が異なる(みどりの券売機、話せる券売機など)
- 稼働時間は概ね5:30〜23:00だが、駅により異なるため事前確認が必要
- JR東日本では約1,280台が設置され、えきねっと受取や定期券購入が可能
- JR東海では改札外の券売機のみ発券可能で、シートマップ選択機能を提供
- JR西日本では「みどりの券売機プラス」でオペレーターサポートを利用可能
- 基本操作は画面案内に従って進めれば簡単で、係員呼出機能も利用可能
- インターネット予約の受取は5:00〜23:30の時間制限があり、クレジットカードが必要な場合もある
- 事前に各社の公式サイトで設置駅と稼働時間を確認することが重要
- 見つからない場合は、みどりの窓口や他の設置場所、インターネット予約などの代替手段を活用
指定席券売機を上手に活用することで、みどりの窓口の混雑を避けてスムーズにきっぷを購入できます。事前の準備と基本的な操作方法を理解して、快適な鉄道旅行を楽しんでください。