125ccバイクおすすめ20選!通勤・通学・街乗りに最適な原付二種の選び方完全ガイド
あなたは「125ccバイクって実際どうなの?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、125ccバイクは維持費が安く、使い勝手に優れた最強のコスパバイクです。この記事を読むことで125ccバイクの魅力と選び方、おすすめ車種がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1. 125ccバイクとは?原付二種の基礎知識

125ccバイクの定義と原付二種の分類
125ccバイクは、排気量51cc以上125cc以下のバイクを指し、法律上は「原付二種」に分類されます。
正確には「第二種原動機付自転車」といい、50cc以下の原付一種とは大きく異なる扱いを受けます。
ナンバープレートの色はピンク色(白地に桃色枠)または黄色で、これが125ccバイクの目印となっています。
排気量によって原付二種乙種(51cc~90cc)と原付二種甲種(91cc~125cc)に細分されますが、実用上の違いはほとんどありません。
多くのユーザーが選ぶのは125ccに近いモデルで、パワーと使い勝手のバランスが優れているのが特徴です。
必要な免許の種類と取得方法
125ccバイクに乗るには小型限定普通二輪免許以上が必要です。
普通自動車免許や原付免許では運転できないため、新たに免許を取得する必要があります。
教習所での取得が一般的で、MT(マニュアル)車なら最短6日間、AT(オートマチック)限定なら最短5日間で取得可能です。
普通自動車免許をすでに持っている方は学科教習が免除されるため、実技教習のみで取得でき、期間も費用も抑えられます。
教習所によって料金は異なりますが、AT限定で3万円~6万円程度、MTで4万円~8万円程度が相場となっています。
125ccバイクと50cc・250ccとの違い
50ccバイクと比較すると、125ccバイクは30km/h速度制限がなく、二段階右折も不要という大きなメリットがあります。
法定速度は60km/hまで出せるため、一般道では車の流れに乗って快適に走行できます。
250ccバイクと比較すると、高速道路や自動車専用道路には乗れないという制限がありますが、その分維持費が大幅に安くなります。
車検が不要なのも125ccバイクの大きな特徴で、250cc以上のバイクには義務付けられている車検費用や手間がかかりません。
パワーは250ccに劣りますが、街乗りや通勤・通学用途では十分な性能を発揮します。
維持費や税金の比較
125ccバイクの年間維持費は約7万円程度と、バイクの中では最も経済的なクラスです。
軽自動車税は年間2,400円で、50ccバイクの2,000円と比べてもわずか400円の差しかありません。
250ccバイクの軽自動車税が3,600円、400cc以上が6,000円であることを考えると、125ccバイクの税金の安さは際立っています。
自賠責保険も原付一種と同額で、5年契約なら年間約1,400円という低価格で加入できます。
さらに、自動車保険のファミリーバイク特約が利用できるため、任意保険料も年間1万円~2万円程度に抑えられます。
2. 125ccバイクのメリットとデメリット

通勤・通学に最適な5つのメリット
125ccバイクの最大のメリットは圧倒的に安い維持費です。
年間7万円程度の維持費で乗れるため、通勤・通学の交通費を大幅に削減できます。
二つ目のメリットは車検が不要なことで、2年ごとの車検費用(約5万円~10万円)と手間が一切かかりません。
三つ目は二段階右折不要で法定速度60km/hまで出せることで、50ccバイクのようなストレスがなく、車の流れに乗って快適に走行できます。
四つ目は車体が軽量で取り回しやすいことで、女性やバイク初心者でも扱いやすく、狭い駐車場でも楽に移動できます。
五つ目は燃費が非常に良いことで、多くのモデルがリッター40km~60km以上を実現し、ガソリン代を大きく節約できます。
高速道路が使えないなど知っておくべきデメリット
最も大きなデメリットは高速道路と自動車専用道路が走行できないことです。
長距離移動やツーリングでは下道のみの利用となり、時間がかかることや疲労が増すことがあります。
国道走行中に突然自動車専用道路に切り替わるケースもあり、慣れない道では注意が必要です。
二つ目のデメリットはパワー不足を感じる場面があることで、急な坂道や二人乗り時には加速が鈍くなります。
三つ目は車検がないため自己管理が必要なことで、定期的なメンテナンスを怠ると故障のリスクが高まります。
燃費性能と経済性の魅力
125ccバイクの燃費は多くのモデルでリッター40km~60km以上を記録します。
例えばホンダPCX125はWMTCモード値で54.6km/L、スーパーカブC125は66.1km/Lという驚異的な燃費を実現しています。
ガソリンタンク容量は5L~8L程度が一般的ですが、燃費が良いため満タンで200km~400km以上走行可能です。
通勤・通学で毎日20km走行しても、月に1回~2回の給油で済むため、ガソリン代は月額2,000円~3,000円程度に抑えられます。
250cc以上のバイクと比較すると、年間で数万円単位のガソリン代の差が生まれるため、長期的に見れば大きな節約になります。
二人乗りや二段階右折のルール
125ccバイクは二人乗りが可能で、50ccバイクにはない大きなメリットです。
ただし、二人乗りをする際には免許取得後1年以上経過していることが条件となります。
二段階右折は不要で、通常の右折と同様に直接右折できるため、50ccバイクのような煩わしさがありません。
法定速度は一般道で60km/hまで出せるため、車の流れに乗って安全に走行できます。
ただし、高速道路や自動車専用道路には進入できないため、標識をよく確認して走行する必要があります。
3. 用途別125ccバイクの選び方

通勤・通学向けの選び方ポイント
通勤・通学用途では燃費性能と収納スペースを重視しましょう。
スクータータイプならシート下に大容量の収納があり、ヘルメットや荷物を入れられるため非常に便利です。
雨天走行が多い方は足元カバーが充実したモデルを選ぶと、濡れにくく快適に通勤・通学できます。
アイドリングストップ機能付きのモデルは、信号待ちの多い市街地走行で燃費がさらに向上します。
メンテナンス性も重要で、全国にディーラーがある国産メーカーのバイクを選ぶと、故障時の対応がスムーズです。
街乗り・ツーリング向けの選び方ポイント
街乗りやツーリングを楽しみたい方はデザイン性と走行性能を重視しましょう。
スポーツタイプのモデルは運動性能が高く、ワインディングロードでも軽快に走れます。
シート高が低めのモデルを選ぶと足つき性が良く、信号待ちや駐車時に安心感があります。
長距離走行が多い方は、シートの快適性とタンク容量もチェックポイントです。
ネイキッドタイプやカフェレーサースタイルは見た目の満足度も高く、所有する喜びを感じられます。
MT(マニュアル)とAT(スクーター)の違い
MTバイクの最大の魅力は走る楽しさとバイク本来の操作感を味わえることです。
クラッチ操作とギアチェンジが必要ですが、その分だけライディングの充実感が得られます。
車体が軽量でコンパクトなモデルが多く、取り回しやすさでも優れています。
一方、ATスクーターは操作が簡単で誰でも乗りやすいのが特徴です。
クラッチ操作が不要で、アクセルとブレーキだけで運転できるため、初心者や女性にも人気があります。
車体サイズと取り回しやすさの確認方法
バイクを選ぶ際は必ず実車にまたがって確認することが重要です。
両足のつま先が地面に着くかどうかをチェックし、不安を感じるようなら別のモデルを検討しましょう。
車両重量は100kg~130kg程度のモデルが多く、数値が小さいほど取り回しが楽になります。
シート高は750mm~800mm程度が一般的で、身長150cm台の方でも乗れるモデルが多数あります。
駐車時に押して移動することも多いため、降車した状態で押せるかどうかも確認ポイントです。
新車と中古車のメリット・デメリット
新車の最大のメリットは保証が充実していて安心感があることです。
最新の安全装備やデザインを楽しめ、自分好みのカラーを選べるのも魅力です。
価格は25万円~50万円程度が相場で、メーカーや車種によって幅があります。
中古車のメリットは価格が安く、予算を抑えられることです。
状態の良い中古車なら10万円~30万円程度で購入でき、新車の半額以下で手に入ることもあります。
4. おすすめ125ccバイク【スクータータイプ】

ホンダPCX125の特徴と魅力
ホンダPCX125は125ccスクーターの定番中の定番として圧倒的な人気を誇ります。
2010年のデビュー以来、街中で最もよく見かける125ccバイクの一つで、その信頼性の高さが証明されています。
アイドリングストップ機能を国内125ccクラスで初めて搭載し、燃費はWMTCモード値で54.6km/Lを実現しています。
シート下には28Lの大容量収納スペースがあり、フルフェイスヘルメットも楽々収納できます。
車体サイズは原付二種としてはゆったりめですが、250ccクラスと比べればコンパクトで、取り回しやすさと快適性を両立しています。
ヤマハNMAX125の特徴と魅力
ヤマハNMAX125はMAXシリーズの末弟として、スポーティさと上質さを兼ね備えた125ccスクーターです。
2025年モデルでは新デザインのLEDヘッドライトを採用し、中央にプロジェクターLEDを配置した挑発的なスタイルに進化しました。
トラクションコントロールを搭載し、雨天時や滑りやすい路面でも安心して走行できます。
スマートキーシステムやアイドリングストップ機能など、先進的な装備が充実しているのも魅力です。
水冷4ストSOHC4バルブ単気筒エンジンは最高出力12.2PSを発揮し、軽快な走りを楽しめます。
スズキアドレス125の特徴と魅力
スズキアドレス125はコストパフォーマンスに優れた実用性重視のスクーターです。
車両価格が比較的安く、新車でも25万円~30万円程度で購入できるため、初めての125ccバイクとしておすすめです。
燃費性能が非常に優れており、カタログ値で50km/L以上を記録し、実燃費でも40km/L以上を維持できます。
シート下の収納スペースは21Lで、日常使いに十分な容量を確保しています。
軽量コンパクトな車体は取り回しやすく、狭い路地や駐車場でもストレスなく扱えるのが特徴です。
その他人気スクーターモデル
ホンダリード125は大型スクーターに迫る快適性を持ち、ゆったり乗りたい方におすすめです。
14インチの大径ホイールを採用し、安定感のある走行性能が魅力です。
ヤマハシグナスX(台湾ヤマハ)は輸入車ながら高い人気を誇り、スポーティなデザインが特徴です。
キムコレーシング125は台湾メーカーのスクーターで、価格が安く装備が充実しています。
これらのモデルは各々に個性があり、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
5. おすすめ125ccバイク【MTマニュアルタイプ】

ホンダCB125Rの特徴と魅力
ホンダCB125Rは原付二種の本格派スポーツバイクとして高い評価を得ています。
2018年の登場以来、「バイク本来の乗る楽しさ」をコンセプトに開発され、125ccとは思えない質感と装備を誇ります。
倒立フォークとラジアルマウントキャリパーを採用し、250ccクラスに匹敵する豪華な足回りが特徴です。
2021年のモデルチェンジでエンジンがSOHCからDOHC4バルブに変更され、より高回転域で力強い走りを実現しました。
2024年モデルからは5インチのフルカラーTFT液晶メーターを採用し、視認性と先進性がさらに向上しています。
ヤマハYZF-R125の特徴と魅力
ヤマハYZF-R125は本格的なスーパースポーツスタイルを持つ125ccバイクです。
YZF-Rシリーズの末弟として、レーシーなフルカウルデザインが若者を中心に高い人気を集めています。
水冷4ストSOHC4バルブ単気筒エンジンは最高出力15PSを発揮し、125ccクラスでは トップレベルのパワーを持ちます。
倒立フォークや前後ディスクブレーキなど、スポーツバイクとしての装備が充実しています。
サーキット走行も視野に入れた本格派で、走りを追求したい方にぴったりのモデルです。
カワサキZ125PROの特徴と魅力
カワサキZ125PROはコンパクトながら存在感のあるストリートファイタースタイルが特徴です。
車体が非常に軽量でコンパクトなため、取り回しやすさは125ccクラスでもトップレベルです。
エンジンは空冷4ストSOHC2バルブ単気筒で、シンプルな構造によりメンテナンス性に優れています。
カワサキらしいライムグリーンのカラーリングは、街中でも一際目を引く存在感があります。
価格も比較的手頃で、気軽にバイクライフを楽しみたい方におすすめのモデルです。
その他人気MTモデル
ヤマハMT-125はネイキッドスタイルの125ccスポーツバイクで、扱いやすさと運動性能を両立しています。
ホンダグロム(MSX125)は遊び心満載のミニバイクで、カスタムベースとしても人気があります。
スズキGSX-R125は本格派のスーパースポーツデザインで、走行性能にこだわる方におすすめです。
KTM 125DUKEはオフロード系のルックスと軽快な走りが魅力の欧州車です。
これらのMTバイクは、それぞれ個性的な魅力を持ち、バイクを操る楽しさを存分に味わえます。
6. おすすめ125ccバイク【カブ・ビジネスタイプ】

ホンダスーパーカブ125の特徴と魅力
ホンダスーパーカブ125は世界で最も売れたバイクとして知られる伝説的なモデルです。
1958年の初代モデル以来、半世紀以上にわたって進化を続け、シリーズ累計生産台数は1億台を突破しています。
圧倒的な耐久性と信頼性を誇り、郵便配達や新聞配達など、ビジネス用途で長年愛用されています。
燃費はWMTCモード値で69.4km/Lと驚異的で、ランニングコストは125ccクラスでも最高レベルです。
遠心クラッチを採用し、クラッチレバー操作が不要なため、MT免許でもAT感覚で乗れる独特の魅力があります。
ホンダクロスカブ125の特徴と魅力
ホンダクロスカブ125はスーパーカブをベースにアウトドアテイストを加えたモデルです。
アップマフラーやブロックパターンタイヤを装備し、オフロードやキャンプツーリングにも対応できる設計です。
荷物の積載性に優れたキャリアを標準装備し、キャンプ用品や釣り道具などを積んで冒険に出かけられます。
カラーリングも豊富で、ファッション性の高いモデルとして若者や女性にも人気があります。
スーパーカブの実用性とアクティブなライフスタイルを両立させた、遊び心のある一台です。
その他実用性重視モデル
ホンダスーパーカブC125は初代スーパーカブC100のスタイルをオマージュした高級版です。
レトロモダンなデザインと高級感のある仕上げで、所有する喜びを感じられる特別なモデルです。
ホンダベンリィ125はビジネス用途に特化した実用モデルで、大型リアキャリアが標準装備されています。
スズキバーディー125は折りたたみ可能なユニークなバイクで、車に積んで運べる利便性があります。
これらの実用性重視モデルは、日常の足として最高のパートナーとなります。
7. 125ccバイクの購入と維持のポイント

購入時の予算と諸費用の目安
125ccバイクの新車価格は車種によって25万円~50万円程度の幅があります。
スクータータイプの実用モデルは25万円~35万円程度、スポーツモデルは35万円~50万円程度が相場です。
購入時には車両本体価格のほかに、登録諸費用として2万円~4万円程度が必要になります。
自賠責保険(5年契約で約7,000円)、重量税は不要、ナンバー取得費用(約500円~1,000円)などが含まれます。
ヘルメットやグローブなどの装備品も必要で、最低限の装備で2万円~5万円程度の予算を見込んでおきましょう。
任意保険の選び方と相場
125ccバイクの任意保険はファミリーバイク特約がお得です。
自動車保険に付帯する形で加入でき、年間保険料は1万円~2万円程度と非常に安価です。
ファミリーバイク特約は対人・対物補償が自動車保険と同じ内容で受けられ、家族全員が使えるメリットがあります。
自動車を所有していない方は、バイク単独で任意保険に加入する必要があり、年間3万円~5万円程度が相場です。
年齢や補償内容によって保険料は変わるため、複数の保険会社を比較検討することをおすすめします。
メンテナンスの頻度と費用
125ccバイクは車検が不要ですが、定期的なメンテナンスは必須です。
オイル交換は3,000km~5,000kmごと、または半年に1回が目安で、費用は2,000円~4,000円程度です。
タイヤ交換は走行距離1万km~2万kmが目安で、前後セットで2万円~4万円程度かかります。
バッテリー交換は2年~3年に1回で、費用は5,000円~1万円程度です。
年間のメンテナンス費用は平均して2万円~3万円程度を見込んでおけば安心です。
駐輪場・保管場所の確保方法
125ccバイクの駐輪場は月額3,000円~8,000円程度が相場です。
都市部では月額5,000円~8,000円、地方では月額3,000円~5,000円程度が一般的です。
自宅に駐車スペースがある方は、バイクカバーを使用して保管することで劣化を防げます。
バイクカバーは2,000円~5,000円程度で購入でき、雨や紫外線からバイクを守ります。
盗難防止のためにチェーンロックやディスクロックも併用し、防犯対策を徹底しましょう。
まとめ
この記事で解説した125ccバイクについて、重要なポイントをまとめます。
- 125ccバイクは原付二種に分類され、50ccバイクより圧倒的に使いやすい
- 年間維持費は約7万円程度と経済的で、車検も不要
- 法定速度60km/h、二段階右折不要で快適に走行できる
- 小型限定普通二輪免許以上が必要で、教習所なら最短5日~6日で取得可能
- 高速道路は走行できないが、通勤・通学・街乗りには十分な性能
- スクータータイプは操作が簡単で収納力に優れている
- MTタイプはバイク本来の操作感と走る楽しさを味わえる
- ホンダPCX125、ヤマハNMAX125、ホンダCB125Rなどが人気モデル
- 任意保険はファミリーバイク特約がお得で年間1万円~2万円程度
- 定期的なメンテナンスを行えば長く安心して乗り続けられる
125ccバイクは、コストパフォーマンスと使い勝手の良さで、多くのライダーに愛されています。あなたもこの記事を参考に、ぴったりの125ccバイクを見つけて、快適なバイクライフを楽しんでください。
関連サイト
一般社団法人 日本自動車工業会